ウルリケ・グレッスラー(Ulrike Gräßler、1987年5月17日 - )はドイツ、ザクセン州Eilenburg出身の元スキージャンプ選手である。

プロフィール

グレッスラーは、2001年夏のFISレディースツアー、マイネルツハーゲン(Meinerzhagen、K65)で国際大会にデビュー、2002年冬のFISレディースグランプリで総合14位となった。2003年にはドイツ選手権で優勝、2004年のノルディックスキージュニア世界選手権(スウェーデン、Stryn)では非公式種目ながら2位となった。

レディース・コンチネンタルカップ(COC)の導入以来、グレッスラーはこの女子ジャンプ最高峰のシリーズにおいて、常にトップクラスの成績を残している。記念すべき最初のシーズンである2004/05シーズンは12試合中11試合でベストテン入りし、総合6位となった。コンチネンタルカップの一部となっているレディースグランプリでは3位となった。翌2005/06シーズンはやや振るわず総合10位に終わったが、2006/07シーズンは5勝をあげ、総合3連覇のアネッテ・サーゲンから88ポイント差の総合2位となった。

2007/08シーズンは夏場不振に陥ったが冬には復調して総合10位に入った。2008年からコンチネンタルカップは夏シーズンと冬シーズンに分割されたが、グレッスラーは3勝をあげるなどして夏シーズンの初代総合優勝者となった。

2009年ノルディックスキー世界選手権は個人ノーマルヒルで銀メダルを獲得した。

2009/10シーズンはコンチネンタルカップで計7勝をあげて総合2位、2010/11シーズンは総合7位となった。2011年ノルディックスキー世界選手権ではメダルも期待されたが19位に終わった。

2011/12シーズンから始まった女子ワールドカップでは3位が2回、4戦連続4位など安定した成績を残し総合4位となった。

2012/13シーズンは不調で、ワールドカップでは1度も一桁順位に入れずに2013年ノルディックスキー世界選手権に臨み、個人戦は11位に終わったが混合団体では銅メダルを獲得した。ワールドカップ総合では33位に終わった。

2014年ソチオリンピックは22位と振るわなかった。

2015年コンチネンタルカップノトデン大会の練習で転倒し重傷を負い、2017/18シーズンにワールドカップに復帰したが振るわず、2018年夏に引退を表明した。

主な成績

冬季オリンピック

  • 2014年ソチオリンピック( ロシア)
    • 女子個人ノーマルヒル 22位

世界選手権

  • 2009年リベレツ大会( チェコ)
    • 個人ノーマルヒル 2位
  • 2011年オスロ大会( ノルウェー)
    • 個人ノーマルヒル 19位
  • 2013年ヴァル・ディ・フィエンメ大会( イタリア)
    • 個人ノーマルヒル 11位
    • 混合団体ノーマルヒル 3位
  • 2015年ファールン大会( スウェーデン)
    • 個人ノーマルヒル 22位

ワールドカップ

  • 通算 3位2回 (2017/18シーズンまで)

サマーグランプリ

  • 最高順位4位 (2013シーズンまで)

コンチネンタルカップ

  • 通算 優勝15回、2位21回、3位17回 (2017/18シーズンまで)

脚注

外部リンク

  • GRAESSLER Ulrike - 国際スキー連盟のプロフィール (英語)
  • ウルリケ・グレッスラー - Olympedia(英語)
  • Offizielle Webseite
  • Porträt auf der Website des VSC Klingenthal

銀河英雄伝説 ウルリッヒ・ケスラー

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