ヤマハ・RD90は、ヤマハ発動機が製造販売したオートバイである。
概要
ヤマハ発動機は、第20回東京モーターショーにおいて「参考出品」としていたヤマハスポーツRD90を、1974年(昭和49年)に発売した。7ポートトルクインジェクション方式の空冷2ストローク単気筒エンジン、ダブルクレードルフレーム及び前輪に油圧式ディスクブレーキを採用している。後述のとおり、2回のマイナーチェンジが行われ、そのうち1977年(昭和52年)のそれは大幅なものとなった。日本国内専売の車種で、日本の法令では第二種原動機付自転車に該当する。
機種コード番号:464
最初期型である機種コード番号464は、1974年(昭和49年)2月に発売された。 塗色はアイビーグリーン並びにバハブラウンの2色。運輸省型式認定番号はIl-1321、車体打刻開始番号は464-000101からである。
- 主要諸元(1974年)
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- 全長:1,860mm
- 全幅:785 mm
- 全高:1,050 mm
- 乾燥重量:89kg
- エンジン型式:空冷、2ストローク、単気筒、89cm3
- 最高出力:10.5PS/ 8,000rpm
- 最大トルク:0.96kg・m/ 7,500 rpm
機種コード番号:2A5
1977年(昭和52年)2月には、フレーム、エンジン及び外装などが改良され、塗色はブリリアンレッド並びにシルバーダストの2色となった。機種コード番号並びに運輸省型式認定番号も改められ、それぞれ2A5、Il-1348とされた。車体打刻開始番号は2A5-000101からである。
1979年(昭和54年)2月には、塗色並びに意匠のみの変更を受け、塗色はキャニオンレッド並びにクリスタルシルバーの2色となった。運輸省型式認定番号はIl-1348で変わらず、車体打刻開始番号は2A5-100101からである。
- 主要諸元(1979年)
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- 全長:1,875 mm
- 全幅:735 mm
- 全高:1,045 mm
- 乾燥重量:91 kg
- エンジン型式:空冷、2ストローク、単気筒、89 cm3
- 最高出力:10.5 PS / 8,000 rpm
- 最大トルク:0.96 kg・m / 7,000 rpm
脚注
注釈
出典




