『ホワッツ・ニュー』(What's New) は、アメリカ合衆国の女性ジャズ・ボーカリストであるナンシー・ウィルソンが、ピアニストであるハンク・ジョーンズが率いるザ・グレート・ジャズ・トリオとともにスタンダード曲を集めて吹き込んだ、1982年のLP盤アルバム。ウィルソンの8回目の来日に合わせた日本独自企画の「来日記念盤」として、当時の東芝EMI傘下のレーベル「イーストワールド」からリリースされた。その後、1998年に、CD化された。
背景
ナンシー・ウィルソンとザ・グレート・ジャズ・トリオは、このアルバムの前年に収録されたライブ・アルバム『オーレックス・ジャズ・フェスティバル'81ライヴ (Aurex Jazz Festival)』を「グレート・ジャズ・トリオ&フレンズwithナンシー・ウィルソン」名義で共作し、同じくイーストワールドからリリースしていた。本作はスタジオ・アルバムであるが、LP盤の片面5曲分を、ライブに準じて一挙に録音するという方法で収録された。
当時のウィルソンは、長く所属していたキャピトル・レコードを離れ、その後また長く所属したコロムビア・レコードへ移籍する前の、専属契約のない時期であった。
トラックリスト
LP盤ではA面/B面にそれぞれ5曲が収録されていた。
パーソネル
- ナンシー・ウィルソン - ボーカル
- ザ・グレート・ジャズ・トリオ
- ハンク・ジョーンズ - ピアノ
- エディ・ゴメス - ベース
- ジミー・コブ - ドラムス
脚注




