レイク郡(英: Lake County)は、アメリカ合衆国ミネソタ州の北東部に位置する郡である。2010年国勢調査での人口は10,866人であり、2000年の11,058人から1.7%減少した。郡庁所在地はトゥーハーバーズ市(人口3,745人)であり、同郡で人口最大の都市でもある。レイク郡は1855年2月20日に「スペリオル郡」として設立されたが、直後の3月3日には「セントルイス郡」と改名された。1856年3月1日、再度レイク郡と改名され、西隣にあったニュートン郡が現在のセントルイス郡になった。
歴史
ヨーロッパ人が到着する以前のレイク郡となった領域にはインディアンが住んでいた。ヨーロッパ人が接触したとき、主な部族はダコタ・スー族とオジブワ族(アニシナベ族あるいはチッペワ族とも呼ばれた)だった。この部族の経済は狩猟、漁労、採集に基づいており、野生の米が特に重要だった。この地域を最初に探検したヨーロッパ人は17世紀後半のフランス人だった。その後に罠猟師、毛皮交易業者、伝道師、探検家が続いた。1855年に設立されたビーバーベイが地域最初の町になった。
1868年、ジョージ・スタンツによってバーミリオン山地で鉄鉱石が発見された。1884年、アゲイトベイから最初の鉄鉱石が出荷され、ミネソタ州を鉄鉱石産業に参入させることになった。1880年代後半、スウェーデン人やノルウェー人の移民がノースショア(スペリオル湖北岸)に到来すると共に、スペリオル湖で商業漁業が始まった。1890年、メリット兄弟がメサビ鉄山を発見した。1892年にはアゲイトベイにトゥーハーバーズ灯台が建設された。その10年後、トゥーハーバーズの事業家5人が、ミネソタ・マイニング・アンド・マニュファクチャリング(3M)と名付けた新しい鉱業会社の法人設立書に署名した。
3M社は今日世界中で7万人以上を雇用し、5万種以上の接着剤を利用した家庭用製品を生産している。本社はセントポール市にある。1906年、現在あるレイク郡庁舎が建設された。1907年、トゥーハーバーズ市に国内最初期の鉄鋼製ドックが建設された。1944年、鉄道労働者のために国内では初期の健康維持機構が設立された。
大統領選挙の結果
地理
アメリカ合衆国国勢調査局に拠れば、郡域全面積は2,990.82平方マイル (7,746.2 km2)であり、このうち陸地2,099.16平方マイル (5,436.8 km2)、水域は891.66平方マイル (2,309.4 km2)で水域率は29.81%である。
地形と植生
レイク郡はミネソタ州北東部のアロウヘッド地域に位置している。自然美で知られ、郡域には4つの州立公園と1つの国有林がある。ハイキング、キャンプ、釣りおよびウィンタースポーツに適している。東は世界最大級の淡水湖であるスペリオル湖である。岩がちの地形の美しさと人の手の入らない湖岸線に加え、昔の難船、2つの現役の灯台、2つの公営マリーナがある。郡の経済は鉱業、製材業、木製品、船舶輸送業、製造業、医療、観光業に基づいている。
主要高規格道路
- ミネソタ州道1号線
- ミネソタ州道61号線
- ミネソタ州道169号線
隣接する郡など
- カナダ、オンタリオ州、レイニーリバー地区 - 北
- クック郡 - 東
- アシュランド郡 (ウィスコンシン州) - 南東 - スペリオル湖対岸
- ベイフィールド郡 (ウィスコンシン州) - 南 - スペリオル湖対岸
- ダグラス郡 (ウィスコンシン州) - 南 - スペリオル湖対岸
- セントルイス郡 - 西
国立保護地域
- スペリオル国立の森(部分)
人口動態
以下は2000年の国勢調査による人口統計データである。
都市と郡区
脚注
外部リンク
- 公式ウェブサイト
- Lake County Visitor Information Website
- Minnesota DOT map of Lake County (Southern portion, Central portion, Northern portion)



