概要
「耳」字は聴覚を司る人体の器官である耳を意味し、その形に象る。引伸して聴覚を意味する。
また比喩的に物の両側にある運搬などのための取っ手を意味する。その他、語気を表す文法的機能を表す字としても用いられる。
偏旁の意符としては耳や聴覚、音声に関することを示す。このとき左の偏あるいは下の脚の位置に置かれることが多いが、上の冠の位置に置かれることもある。
部首の通称
- 日本:みみ・みみへん
- 韓国:귀이부(gwi i bu、みみの耳部)
- 英米:Radical ear
部首字
耳
- 中古音
- 広韻 - 而止切、止韻、上声
- 詩韻 - 紙韻、上声
- 三十六字母 - 日母
- 現代音
- 普通話 - ピンイン:ěr 注音:ㄦˇ ウェード式:erh3
- 広東語 - Jyutping:ji5 イェール式:yi5
- 日本語 - 音: ジ(漢音)・ニ(呉音) 訓:みみ
- 朝鮮語 - 音:이(i) 訓:귀(gwi、みみ)
例字
- 耳
- 3:耶、4:耽、5:聊、7:聖・聘、8:聚・聞、11:聳・聲(声→士部4)・聰(聡8)・聯、12:職、16:聽(聴)・聾、19:𦘐
最大画数
20:𦘑




