下国(げこく)とは、律令国の等級区分の一つである。小国とも言う。
概要
古代の日本で律令制が布かれた時代に定められた。朝廷は中央集権体制を確立することを目的とし、地方行政区画の一環として国力により諸国を四等級に分けた。
下国は一番下の位の国である。
延喜式による下国の一覧
延喜式によれば、下国に分類される国は9か国ある。このうち4か国は島国、2か国は半島国である。
- 和泉国
- 伊賀国
- 志摩国(半島国)
- 伊豆国(半島国)
- 飛騨国
- 隠岐国(島国)
- 淡路国(島国)
- 壱岐国(島国)
- 対馬国(島国)
関連項目
- 国司
- 延喜式
- 国力による分類
- 大国 - 上国 - 中国 - 下国
- 畿内からの距離による分類
- 近国 - 中国 - 遠国
外部リンク
- 令制国資料集




