ニッキ寒天(にっきかんてん)は、おもに岐阜県美濃地方にて生産される岐阜県の郷土菓子・和生菓子のひとつ。岐阜県の商店やスーパーマーケットにて販売され、愛知県においても岐阜県と比較すると少量の入荷ではありながら、流通されている。
概要
煮溶かした寒天に、シナモン(ニッキ)と、糖やハチミツで甘みをつけた菓子。色は、透明なピンク・緑・黄色とカラフルに着色しているものもあれば、無着色の無色透明なものもある(※なお、どの色も味は全部同じである)。シナモンは、ピリッとしたアクセントのみならず防腐剤の役割を果たしており、寒天を使用しているためカロリーも100gあたり70kcal程度と低カロリーである。
2014年7月10日の日本テレビ系列「秘密のケンミンSHOW」では、野口五郎によって「僕の故郷の味」と紹介され、「岐阜県民のソウルフード」と称され地域では親しまれる。
注意
ハチミツ入りニッキ寒天は、1歳児未満の乳児には与えないこと(乳児ボツリヌス症に罹患するリスクがあるため)。
その他
愛知県名古屋市昭和区に本社を構える「野田製菓」も「ストロー寒天」として、ストローの中にニッキ寒天を入れて発売していた。
四国、九州では、ニッキ水が人気を博していた。
おもなニッキ寒天の製造メーカー
いずれも岐阜県下のメーカーである。
- カネマタ食品工業(揖斐郡揖斐川町)
- 谷田商店(揖斐郡池田町)
- 辻兼食品工業株式会社(羽島郡笠松町)
- 牧田食品工業(多治見市)
- 清味堂(岐阜市)- 月星カンテン菓子
- 有限会社山留童子 小澤商店 (岐阜市)
- 丸大産業企業組合(羽島郡羽島市)
脚注
注釈
出典
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