粟屋駅(あわやえき)は、かつて広島県高田郡粟屋村(現在の三次市粟屋町)にあった、当時の芸備鉄道(現在のJR芸備線)の駅。1922年(大正11年)6月7日に廃駅となった。
駅構造
線路の西側(三次方面に向かって左側)に単式ホーム1面1線を有する地上駅であったと思われる。
駅周辺
当駅は当時の粟屋村内で唯一の駅であった。ただし、粟屋の中心地は当時の三次駅(現在の西三次駅)からほど近い場所にあり、当駅や後に開業した三江線の粟屋駅(2018年に廃止)は粟屋の中心地からは数km離れている。
歴史
- 1916年(大正5年)4月15日:芸備鉄道の志和地駅 - 三次駅(現在の西三次駅)間に粟屋停留場が開業。同日に戸坂停留場・玖村停留場も開業している。
- 1922年(大正11年)6月7日:廃止。
駅跡
ホーム・駅舎の遺構と思しき盛土が存在する。当駅は芸備線内ではもっとも初期に廃止された駅であるが、後に開業し廃止された駅がガソリンカー専用の「飛び乗り駅」と呼ばれる簡素な駅だったこともあり、芸備線(広島・三次間)の廃駅の中ではもっとも明瞭に遺構が残っている。
脚注
関連項目
- 日本の鉄道駅一覧




