沖之須(おきのす、英語: Okinosu)は、静岡県掛川市にある大字。
地理
静岡県掛川市の南端に位置する。合併前の旧大須賀町においては南西端に位置していた。東西に長い形状の大字である。ほぼ全域が平地であり、北には人家や商店が多く、南には田畑が多く見受けられる。南端は遠州灘に面しており、海浜が広がっている。北西から南に向かって弁財天川が流れており、遠州灘に注いでいる。
河川
- 弁財天川
- 坊主渕川
海洋
- 遠州灘
歴史
沖之須と呼ばれている地には、もともとは自然村である遠江国城東郡沖之須村が置かれていた。内山真龍の『遠江国風土記伝』によれば、沖之須村の当時の石高は220石1斗1升6合3勺であったとされている。この沖之須村が、のちの沖之須に該当する。
その後、町村制の施行に伴い、沖之須村は横須賀町、西大淵村、山崎村の一部と合併することになり、大須賀村が発足した。その後の度重なる市町村合併を経て、1956年(昭和31年)6月よりこの地は大須賀町の一部となった。2005年(平成17年)4月よりこの地は掛川市の一部となった。
地名の由来
沖之須は、かつては「沖之洲」とも表記されていた。この地の周辺はもともと海であり、その洲がやがて村を形成していったことに因んでいる。
沿革
- 1871年 - 城東郡が静岡県に移管。
- 1871年 - 城東郡が浜松県に移管。
- 1876年 - 城東郡が静岡県に移管。
- 1889年 - 静岡県城東郡横須賀町、西大淵村、沖之須村、山崎村の一部が合併して大須賀村を設置。
- 1896年 - 静岡県佐野郡、城東郡が合併して小笠郡を設置。
- 1914年 - 静岡県小笠郡大須賀村が町制施行して横須賀町を設置。
- 1956年 - 静岡県小笠郡横須賀町、大淵村が合併して大須賀町を設置。
- 2005年 - 静岡県掛川市、小笠郡大東町、大須賀町が合併して掛川市を設置。
世帯数と人口
2024年(令和6年)11月末日現在の世帯数と人口は以下の通りである。
事業所
2021年(令和3年)現在の事業所数と従業員数は以下の通りである。
小・中学校の学区
公立小・中学校に通う場合、学区は以下の通りとなる。
交通
道路
- 国道150号
施設
- いこい
- 大須賀浄化センター
- 掛川市消防団大須賀第三分団
- 掛川市大須賀B&G海洋センター
- ちゅーりっぷ
- 八幡神社
その他
郵便
- 郵便番号:437-1303(集配局:大須賀郵便局)
警察
警察の管轄区域は以下の通りである。
消防
消防の管轄区域は以下の通りである。
脚注
註釈
出典
関連項目
- 横須賀町 (静岡県)




