小田原町(おだはらちょう)は、愛知県名古屋市中区の地名。

歴史

町名の由来

繁盛していた江戸の肴屋町にあやかって、その通称であった小田原河岸・小田原町を採ったものであるという。

沿革

  • 江戸時代 - 慶長年間に清洲越しにより、名古屋城下町の東一丁目として成立する。1653年(承応元年)、1640年(寛永17年)もしくは1648年(慶安元年)に小田原町と改称したとされる。
  • 1878年(明治11年)12月20日 - 名古屋区成立に伴い、同区小田原町となる。
  • 1889年(明治22年)10月1日 - 名古屋市成立に伴い、同市小田原町となる。
  • 1908年(明治41年)4月1日 - 西区成立に伴い、同区小田原町となる。
  • 1912年(大正元年)
    • 10月 - 料理業の合名会社河文が設立される。
    • 11月14日 - 大正土地株式会社が資本金100万円で設立される。社長に加藤重三郎。
    • 12月 - 中央印刷株式会社名古屋支店が設置される。
  • 1944年(昭和19年)2月11日 - 栄区成立に伴い、同区小田原町となる。
  • 1945年(昭和20年)11月3日 - 栄区廃止に伴い、中区小田原町となる。
  • 1966年(昭和41年)3月20日 - 住居表示実施に伴い、丸の内二丁目に編入され消滅。

字一覧

1932年(昭和7年)愛知県教育会発行『明治十五年愛知県郡町村字名調』による名古屋区小田原町の字。

  • 魚(うお)ノ棚(たな)

脚注

WEB

書籍

参考文献

  • 名古屋市会事務局 編『名古屋市会史 別巻第2 総合名古屋市年表(大正編)』名古屋市会事務局、1963年3月10日。全国書誌番号:49011382。 
  • 福岡清彦『中区の町名』名古屋市中区役所、1976年。 
  • 名古屋市計画局『なごやの町名』名古屋市計画局、1992年3月31日。 

関連項目

  • 名古屋市の地名

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